愛犬愛猫の健康管理

愛犬愛猫の健康管理について
愛犬愛猫の健康管理について、病気別に説明しております。
以下の病名をマウスでクリックしていただくと、その症状と対策をご覧いただけます。

病名とその症状

心臓病

ある程度、年をとってくると、僧帽弁閉鎖不全症になる子が多いです。
これは心臓の弁が硬くなってきて、弁がうまくふさがらず血液が逆流してしまい心臓が大きくなる病気です。
特にマルチーズなどの小型犬に多く、咳をしたり、散歩を途中でいやがったり失神したりします。
この様な症状がみられたら動物病院で検査して下さい。
心臓のお薬を飲ませてあげて安静を保ち、食事(特に塩分)の管理が大切です。

肝臓病

肝臓の病気は色々な原因で起こり、急性にくるもの、慢性にくるものとあります。
肝臓はかなり病気が進まないとはっきりとした症状がでてきません。
動物病院で定期的に血液検査をして早めに発見しましょう。
お薬を使用しながら、食事は肝臓に負担をかけない良質な蛋白質を適切に与え、エネルギーは炭水化物や脂肪で補う様なフードをあげましょう。

関節痛

症状としては跛行(片方の足だけ歩くのがぎこちない、うまく着地できない)や散歩をいやがったり、高い所へ登れないなどです。
これは関節に炎症が起こり、痛みを伴うためです。
動物病院では注射や経口薬などで炎症や痛みを和らげる治療をします。
また、体重管理は重要で、年をとればとるほど太りすぎに注意する必要があります。
食事は炎症を起きにくくする栄養素を含んだ食事をあげることが必要です。

腎臓病

腎臓に障害が起こり、体の老廃物がうまく排泄されなくなって、吐く、食欲が落ちる、やせてくる、元気がない等の症状が出ます。

急性の場合は急に吐き気がでて、食欲もなくなり、ぐったりしてしまいます。
動物病院では点滴をしたり、注射をしたりして治療します。
血液検査ではBUN(尿素窒素)やCre(クレアチニン)が上昇しています。

慢性の場合は、最近水をよく飲むようになったとか、やせてきているとか、動きが悪いとか、尿量が多くなった等で発見できますが、症状がはっきり出ない場合がありますので定期的に血液検査をした方がよいでしょう。

時に年をとった子は慢性腎不全が多くみられます。腎臓は一度壊れた部分は再生されません。
そのため両方の腎臓が相当壊れた時は、人の場合なら人工透析という方法により、機械で代わりに尿毒素をこしてもらわないとだめなのですが、動物の場合、現状では人工透析が普及していませんので予防や定期検査が重要です。

腎不全を予防したり、進行を遅らせるためには蛋白質や塩分、リンなどが適切な食事をあげることが大切です。

下部尿路疾患

膀胱から尿道までの病気ですが、膀胱炎や膀胱結石は非常に多い病気です。
膀胱炎は主に細菌感染によって起こります。頻回の排尿、血尿、混濁した尿などで発見されます。
抗生物質の投与で治ります。

また、膀胱結石は膀胱内に徐々に結石が形成され、膀胱粘膜をキズつけ、膀胱炎や血尿の原因にもなりますが、一番恐いのは特にオス犬、オス猫の尿道内に小さな結石が流れていき、尿道を塞いでしまうことです。

全く尿がでない状態を気づかずに2~3日すると、行き場のなくなった尿が全身に貯まっていき、尿毒症を起こすことです。これは、早く尿道のつまりを取り除き、ひどい場合は点滴等もしてあげないと腎臓がダメになってしまいます。
オスの方が多いのはメスに比べて尿道が長く、狭いためです。

同じフードを食べていても結石ができやすい子とできない子に分かれます。
一度結石ができた子はふつうのフードを食べさせてはいけません。
信頼できるメーカーによるフードは尿を酸性にさせ、尿石の元となる物質(リン酸、マグネシウム)の量を少なくすることによって結石ができるのを防ぎます。

皮膚病

皮膚病と一口に言ってもその原因は様々です。
脱毛、発赤(皮フが赤くなる)、ビラン(グチュグチュする)、痂皮(かさぶた)等を起こしますが、症状が非常に似ているものもあり、難治性のものも少なくありません。
主な原因としては、以下のものがあります。


アレルギー性 犬のアトピー、猫のアトピー、食物アレルギー、ノミアレルギー等が多くみられます。それぞれの原因に対処してお薬を処方します。
また食事も低アレルゲン食をあげた方がよいと思います。
食事が関係しているのは食物アレルギーだけのように考えがちですが、食事以外の原因によるアレルギーでも、食事を低アレルゲンのものに変えると症状緩和が期待できることがあります。
細菌性 皮フ表面の清浄性が破壊された時、細菌(皮膚ブドウ球菌等)が悪さをして皮フ感染症を起こします。抗生物質等で治療します。
シャンプー、カットはできるだけしてあげて下さい。
薬用シャンプーを使用した方がよいでしょう。
寄生虫性 毛包虫症(アカラス)は毛包内にニキビダニが寄生して起こります。
遺伝や免疫異常の犬が発症します。皮膚の一部をかき取って顕微鏡で見るとわかります。
疥癬(かいせん)はヒゼンダニによるもので相当かゆがります。
皮膚をかき取ったり、テープで接着して顕微鏡で見つかれば確実です。
真菌性 皮膚系状菌の感染によって起こります。斑状の脱毛が典型的ですが様々な様相を表すこともあります。経口薬、毛刈り、局所への薬の塗布などで治療します。
内分泌性 甲状腺機能低下性の脱毛、副腎皮質機能亢進あるいは減退。成長ホルモン不足、性ホルモンのアンバランス等で脱毛が起こります。
その他 免疫介在性、腫瘍性などがあります。

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